2009年 08月 08日
09/8/4~8/7 |
昨夜、無事に山から戻ってきました。
今日は朝から山道具の片づけで大忙しです。
東北も今年は天候に恵まれず、心配でしたが、
山の神様は微笑んでくれて、楽しい山旅ができました。
今回はすべて夫の計画に任せて、飯豊連峰縦走です。
山容の大きい飯豊は、交通も不便なため車で行く人も多いのですが、
それでは同じところに戻らなければならないので、今回は新幹線です。
まず山形の米沢まわりで飯豊の基地である飯豊山荘に泊まります。
源泉かけ流しのいい温泉です。
泊り客は私たちのように飯豊山に登る登山者ばかりです。
夕食時には明日の朝飯のおにぎりが並べられてます。
登山は朝が早いので、ゆっくり宿で食事する時間も惜しいのです。
宿泊客は全員、朝のおにぎりを頼みます。そして早く寝るのです。
翌朝5時出発です。曇り空ですが、なんとかよくなりそうな雰囲気。
山荘の前からいきなり険しい登山道が始まります。
登山道は、3通りの道があります。
一番早く登れる石転び沢は雪渓を上っていくのですが、
その分危険も大きいので、一番安全で険しい道梶川尾根を選びました。
崖に張り付くようにして、這い登りながら進みます。
標高差は1600メートルだから、いつも登っている丹沢より少し高いくらい・・・
というけど、登ってはくだり、という道だから単純に1600メートルではありません。
5時間かかって梶川峰にたどり着きました。
ここからは、緩やかな眺めのいい登山道です。
花がいっぱい。タカネマツムシソウ
ミヤマコゴメグサ
ゆるやかといってもアップダウンはあるし、7時間も歩くとさすがにばててきました。
なのに、夫は今日はあの山を越えて向こう側の小屋だと言って遠くの山を指差すのです。
いっぺんに気持ちが萎えてしまって、小屋はすぐそこに門内小屋というのがあるから
ここでもいいと思ってしまいます。
夫が湧き水を汲んできてくれました。
とてもおいしい冷たい水です。
元気復活、やっぱりがんばることにします。
疲れていても、足は着実に前に出ます。
まだ、私には力があると実感します。
そして、10時間たった午後3時、目的の梅花皮(かいらぎ)小屋が見えてきました 。
翌朝、8月6日は夫の60回目の誕生日です。
快晴、梅花皮岳から朝日が昇ります。今日も5時過ぎから登り始めます。
今日は縦走なので昨日の険しさはなく、花と山を見ながら登山の醍醐味です。
雲海、この景色はいつみても大好き。
豪雪地帯なので、雪渓も多い。
飯豊本山の上には雲。
飯豊連峰では大日岳が一番高いのですが、縦走路を外れているのでパス。
本山には誰もいませんので、自動で撮ります。ザックがはいってしまった・・
夫の顔が日に焼けて黒くて見えません。
今日も3時に切合小屋にはいりました。
この小屋は小さいのに泊り客は多い。食事も頼めるからだそうです。でもカレー。
私たちも今夜はカレーでした。
4日目、下山です。
花たちともお別れ。イイデリンドウ
でも今朝は天気が悪くなりそうです。早めに下りることにします。
険しい剣が峰は、怖くて足がふるえそうです。
昨年も滑落死した人がいたと昨夜聞いていたので、よけいビビリます。
3時間ほどすると雨が降り出しました。
私たちはもう帰るだけだからいいけど、宿では今日本山に向かうという人も
多かったので、心配です。雷もなってます。
昼前に下につきました。途中3度も転んだので泥だらけです。
麓のキャンプ場で着替えをして、タクシーをよびました。
携帯の圏外なので、民家で電話を借りました。
里の人は、みんな親切です。タクシーを待っている間、その家のおばあさんが
お茶と枝豆をだしてくださりました。ありがたくいただきます。
タクシーの運転手さんが1時半の電車に間に合うようにしてくれたのに、
駅に着くと電車は豪雨で不通になっていました。
一時間ほど待つと代替バスがきて会津若松までやっといけました。
最終日は雨にぬれて、靴の中までビチョビチョ。
新幹線でつい他人の乾いた靴をみると、うらやましくてなりませんでした。
でも、今回の登山で自信もつきました。
まだまだやれる。
でも、私の還暦山行は温泉つきの楽なところにしようかな。
今日は朝から山道具の片づけで大忙しです。
東北も今年は天候に恵まれず、心配でしたが、
山の神様は微笑んでくれて、楽しい山旅ができました。
今回はすべて夫の計画に任せて、飯豊連峰縦走です。
山容の大きい飯豊は、交通も不便なため車で行く人も多いのですが、
それでは同じところに戻らなければならないので、今回は新幹線です。
まず山形の米沢まわりで飯豊の基地である飯豊山荘に泊まります。
源泉かけ流しのいい温泉です。
泊り客は私たちのように飯豊山に登る登山者ばかりです。
夕食時には明日の朝飯のおにぎりが並べられてます。
登山は朝が早いので、ゆっくり宿で食事する時間も惜しいのです。
宿泊客は全員、朝のおにぎりを頼みます。そして早く寝るのです。
翌朝5時出発です。曇り空ですが、なんとかよくなりそうな雰囲気。
山荘の前からいきなり険しい登山道が始まります。
登山道は、3通りの道があります。
一番早く登れる石転び沢は雪渓を上っていくのですが、
その分危険も大きいので、一番安全で険しい道梶川尾根を選びました。
崖に張り付くようにして、這い登りながら進みます。
標高差は1600メートルだから、いつも登っている丹沢より少し高いくらい・・・
というけど、登ってはくだり、という道だから単純に1600メートルではありません。
5時間かかって梶川峰にたどり着きました。
ここからは、緩やかな眺めのいい登山道です。
花がいっぱい。タカネマツムシソウ
ミヤマコゴメグサ
ゆるやかといってもアップダウンはあるし、7時間も歩くとさすがにばててきました。
なのに、夫は今日はあの山を越えて向こう側の小屋だと言って遠くの山を指差すのです。
いっぺんに気持ちが萎えてしまって、小屋はすぐそこに門内小屋というのがあるから
ここでもいいと思ってしまいます。
夫が湧き水を汲んできてくれました。
とてもおいしい冷たい水です。
元気復活、やっぱりがんばることにします。
疲れていても、足は着実に前に出ます。
まだ、私には力があると実感します。
そして、10時間たった午後3時、目的の梅花皮(かいらぎ)小屋が見えてきました
翌朝、8月6日は夫の60回目の誕生日です。
快晴、梅花皮岳から朝日が昇ります。今日も5時過ぎから登り始めます。
今日は縦走なので昨日の険しさはなく、花と山を見ながら登山の醍醐味です。
雲海、この景色はいつみても大好き。
豪雪地帯なので、雪渓も多い。
飯豊本山の上には雲。
飯豊連峰では大日岳が一番高いのですが、縦走路を外れているのでパス。
本山には誰もいませんので、自動で撮ります。ザックがはいってしまった・・
夫の顔が日に焼けて黒くて見えません。
今日も3時に切合小屋にはいりました。
この小屋は小さいのに泊り客は多い。食事も頼めるからだそうです。でもカレー。
私たちも今夜はカレーでした。
4日目、下山です。
花たちともお別れ。イイデリンドウ
でも今朝は天気が悪くなりそうです。早めに下りることにします。
険しい剣が峰は、怖くて足がふるえそうです。
昨年も滑落死した人がいたと昨夜聞いていたので、よけいビビリます。
3時間ほどすると雨が降り出しました。
私たちはもう帰るだけだからいいけど、宿では今日本山に向かうという人も
多かったので、心配です。雷もなってます。
昼前に下につきました。途中3度も転んだので泥だらけです。
麓のキャンプ場で着替えをして、タクシーをよびました。
携帯の圏外なので、民家で電話を借りました。
里の人は、みんな親切です。タクシーを待っている間、その家のおばあさんが
お茶と枝豆をだしてくださりました。ありがたくいただきます。
タクシーの運転手さんが1時半の電車に間に合うようにしてくれたのに、
駅に着くと電車は豪雨で不通になっていました。
一時間ほど待つと代替バスがきて会津若松までやっといけました。
最終日は雨にぬれて、靴の中までビチョビチョ。
新幹線でつい他人の乾いた靴をみると、うらやましくてなりませんでした。
でも、今回の登山で自信もつきました。
まだまだやれる。
でも、私の還暦山行は温泉つきの楽なところにしようかな。
by kyokorin7
| 2009-08-08 15:51
| 山旅&旅
|
Comments(2)
Commented
by
manekimoko
at 2009-08-09 11:07
x
山の上で誕生日を迎えるという本当に還暦登山だったのですね。
共通の趣味と、仲も良くてうらやましい(笑)
還暦と無事の下山おめでとうございます。
写真も目の保養になります。
共通の趣味と、仲も良くてうらやましい(笑)
還暦と無事の下山おめでとうございます。
写真も目の保養になります。
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Commented
by
kyokorin7 at 2009-08-10 15:49
mqnekimokoさんありがとうございます。
仲が良かったのは山の上だけで、地上におりれば
またお互いわがままが出て、いつもと変わりない日常です。
でも昨日の地震といい、今日の豪雨といい、悪天候が続きます。
今日夫はゴルフのはずだったのに中止。
誕生日だけは奇跡のように快晴だったのにね。
今日は息子2の山道具が部屋干し・・・うっとうしい。
仲が良かったのは山の上だけで、地上におりれば
またお互いわがままが出て、いつもと変わりない日常です。
でも昨日の地震といい、今日の豪雨といい、悪天候が続きます。
今日夫はゴルフのはずだったのに中止。
誕生日だけは奇跡のように快晴だったのにね。
今日は息子2の山道具が部屋干し・・・うっとうしい。