2009年 09月 28日
09/9/22(夜)~25 |
山から帰って、翌日、翌々日が仕事、やっと休みです。
でも天気に恵まれ、一年越し、念願の槍ヶ岳、すばらしい山行でした。
夜行バスで行くのは、何回もしたことはあるけれど、眠れるか不安。
今回は睡眠導入剤を持っていったけれど、やはりトイレ休憩の度に
目が覚めよく眠れませんでした。
だから上高地に着いて歩き始めても眠い。
昼過ぎまでぼんやりした頭で歩きます。
小雨もふっているけれど一日目は標高1800Mの槍沢ロッジまで
300Mアップするだけだから楽です。
昨年の秋にも寄った明神館前では赤い実。
調べるとミヤマカンボクというのだそうです。
さすがにシルバーウィーク最終日は山も静かになってます。
槍沢ロッジは山小屋なのにお風呂もあり、きれいな小屋です。
夜には雨も上がりシラビソの樹間からは星が大きく瞬いて、明日の好天の予感。
二日目は槍ヶ岳まで1300Mのアップです。
でもリーダーがゆっくり歩いてくれるのでラクです。
上のほうでは紅葉が始まってます。
槍ヶ岳もみえます。
氷河高原、殺生ヒュッテと、恐ろしい名前が続きますが、難なく今夜の宿
山頂直下の槍ヶ岳山荘につきました。
いよいよ穂先です。
下からみあげると岩が落ちてきそうです。
何人もの人がハシゴにとりついてます。だいじょうぶかなぁ。ビビリます。
「がんばって」の声に押されて登頂成功。
さっきまでの晴天は半分ガスで覆われてますが、遠く富士山までみえます。
登れてよかった!がんばってよかった!
私もまだまだいけるじゃないかと、自信もつきます。
登る前は体調も自信がないし、何もそんな苦労して山に登ることはない。
岩ばかりの岩峰はすきでもないのに、ぎりぎりの状況に自分を追い込むことはないと
後悔したこともあるけれど、そんな小さな考えがふっとびます。
自然は偉大です。地球は大きい。
翌朝のご来光もすばらしく遠くは浅間山の噴煙、八ヶ岳、南アルプス・・・
いつみても感動で涙がこみ上げてきます。
3日目も晴天の中、下山です。今度は槍平をとおり、いくつもの沢をこえて
新穂高温泉の方におりました。
こちらは上高地側と違って人も少なく静かです。
花の終わった山には木の実がなってます。
今回は山の会の山行で、総勢12名のうち女性は4人と少ない。
こんなに女性が少なかった山行は初めてで、個性をじっくり観察できました。
Eさんはなんと70歳です。先月も剱岳に行って年を感じさせず元気な方。
Sさんは私より4つ年上だけど、運動神経がとてもよく、細いけれど
体力十分です。先月は私と同じく飯豊山縦走をしたそうで
始終私と飯豊の話で盛り上がりました。
サブリーダーをつとめるMさんは私より2つ上。
上高地を出発するとき、ザックカバー(雨のときザックにかけるもの)を忘れたとかで
大騒ぎ、Eさんが予備のビニール袋を貸しておさまりました。
忘れ物はよくあることだから気にしないけれど、彼女はいつまでも
忘れ物をした原因の言い訳を繰り返していたので、ちょっとこの人・・・・と思いました。
サブをつとめるくらいだから山の技術はあるようなのですが、うるさいのです。
たとえば二日目の山小屋で私たちの寝るところは上下2段のベッド(というかカイコだな)
前の日も下で女性は寝たけれど、今夜も下でいいかしら?と、少数派の特権で
下のベッドを確保しました。下のほうが出入りしやすいもんね。落ちると危ないし・・
ところが、彼女がやってきて「女だからって、いつもいいほうをとってはいけない」
と、怒るのです。ハイハイ、わかりましたと上に移りました。結局はどっちでもいいし・・・
で、みなが寝静まった夜中、どんがらがらと大きな音。
彼女がコップなどの道具を下に落としてしまったのです。ほらね。
彼女の場合はそれ以外にもねごと、いびき、咳でうるさくて私は二日目の夜は眠れなかった。
翌朝、Sさんと昨夜はすごかったねと、目配せしましたよ。
でも短い旅なのだから仲良くして気持ちよく過ごしたい。
なるべく逆らわず、宿で飲みすぎて、だんなの実家の悪口をいう彼女に付き合いました。
翌朝、昨日飲みすぎちゃって、変なことをいったと、また言い訳です。
いえ、聞かなかったわよ・・・と大人な私。
そして、下山して平湯で帰りの算段をしているとき
Eさんが新宿までの直行に乗ると2000円以上安くなるわよと、いいます。
直行便は一時間後、温泉に入ってちょうどいい時間です。
予定していた松本までバスで行ってそのあとJRというのは2時間後。
乗り換えも面倒だし、早いほうが早く帰れるかもしれない。
息子2が今夜沢合宿にいくといってたし・・・
私たちの話を聞いていた彼女が
「解散しても最後まで行動は一緒にしたほうがいい。夏じゃないので直行便はない!」
いえ、あるのです。でも私たちはとりさげました。
しょうがない最後まで彼女に付き合うか!
たしか、彼女のJRの切符はもう買ってきたといっていたっけ。
そして松本駅で乗り換えに手間取ってホームにいくと切符を手にした彼女がいます。
私たちより2000円安い切符をもって。・・・・WHY?
「へへへ。〇パング(JRの割引チケット。ただし65歳以上で会員のみ)で買ったんだ」
でもとしが・・・?「お姉さんの借りたんだ」
それって完全に不正です。あきれた!
でも瑣末なことはどうでもいいことにしましょ。
本音のところは悪い人じゃないのでしょう。山も楽しく登れたわけだし
息子2とは家の玄関で「お帰り」「いってらっしゃい!」です。
夫は飲みだからいいけど、息子1の夕飯つくり・・・主婦はいそがしい。
でも天気に恵まれ、一年越し、念願の槍ヶ岳、すばらしい山行でした。
夜行バスで行くのは、何回もしたことはあるけれど、眠れるか不安。
今回は睡眠導入剤を持っていったけれど、やはりトイレ休憩の度に
目が覚めよく眠れませんでした。
だから上高地に着いて歩き始めても眠い。
昼過ぎまでぼんやりした頭で歩きます。
小雨もふっているけれど一日目は標高1800Mの槍沢ロッジまで
300Mアップするだけだから楽です。
昨年の秋にも寄った明神館前では赤い実。
調べるとミヤマカンボクというのだそうです。
さすがにシルバーウィーク最終日は山も静かになってます。
槍沢ロッジは山小屋なのにお風呂もあり、きれいな小屋です。
夜には雨も上がりシラビソの樹間からは星が大きく瞬いて、明日の好天の予感。
二日目は槍ヶ岳まで1300Mのアップです。
でもリーダーがゆっくり歩いてくれるのでラクです。
上のほうでは紅葉が始まってます。
槍ヶ岳もみえます。
氷河高原、殺生ヒュッテと、恐ろしい名前が続きますが、難なく今夜の宿
山頂直下の槍ヶ岳山荘につきました。
いよいよ穂先です。
下からみあげると岩が落ちてきそうです。
何人もの人がハシゴにとりついてます。だいじょうぶかなぁ。ビビリます。
「がんばって」の声に押されて登頂成功。
さっきまでの晴天は半分ガスで覆われてますが、遠く富士山までみえます。
登れてよかった!がんばってよかった!
私もまだまだいけるじゃないかと、自信もつきます。
登る前は体調も自信がないし、何もそんな苦労して山に登ることはない。
岩ばかりの岩峰はすきでもないのに、ぎりぎりの状況に自分を追い込むことはないと
後悔したこともあるけれど、そんな小さな考えがふっとびます。
自然は偉大です。地球は大きい。
翌朝のご来光もすばらしく遠くは浅間山の噴煙、八ヶ岳、南アルプス・・・
いつみても感動で涙がこみ上げてきます。
新穂高温泉の方におりました。
こちらは上高地側と違って人も少なく静かです。
花の終わった山には木の実がなってます。
今回は山の会の山行で、総勢12名のうち女性は4人と少ない。
こんなに女性が少なかった山行は初めてで、個性をじっくり観察できました。
Eさんはなんと70歳です。先月も剱岳に行って年を感じさせず元気な方。
Sさんは私より4つ年上だけど、運動神経がとてもよく、細いけれど
体力十分です。先月は私と同じく飯豊山縦走をしたそうで
始終私と飯豊の話で盛り上がりました。
サブリーダーをつとめるMさんは私より2つ上。
上高地を出発するとき、ザックカバー(雨のときザックにかけるもの)を忘れたとかで
大騒ぎ、Eさんが予備のビニール袋を貸しておさまりました。
忘れ物はよくあることだから気にしないけれど、彼女はいつまでも
忘れ物をした原因の言い訳を繰り返していたので、ちょっとこの人・・・・と思いました。
サブをつとめるくらいだから山の技術はあるようなのですが、うるさいのです。
たとえば二日目の山小屋で私たちの寝るところは上下2段のベッド(というかカイコだな)
前の日も下で女性は寝たけれど、今夜も下でいいかしら?と、少数派の特権で
下のベッドを確保しました。下のほうが出入りしやすいもんね。落ちると危ないし・・
ところが、彼女がやってきて「女だからって、いつもいいほうをとってはいけない」
と、怒るのです。ハイハイ、わかりましたと上に移りました。結局はどっちでもいいし・・・
で、みなが寝静まった夜中、どんがらがらと大きな音。
彼女がコップなどの道具を下に落としてしまったのです。ほらね。
彼女の場合はそれ以外にもねごと、いびき、咳でうるさくて私は二日目の夜は眠れなかった。
翌朝、Sさんと昨夜はすごかったねと、目配せしましたよ。
でも短い旅なのだから仲良くして気持ちよく過ごしたい。
なるべく逆らわず、宿で飲みすぎて、だんなの実家の悪口をいう彼女に付き合いました。
翌朝、昨日飲みすぎちゃって、変なことをいったと、また言い訳です。
いえ、聞かなかったわよ・・・と大人な私。
そして、下山して平湯で帰りの算段をしているとき
Eさんが新宿までの直行に乗ると2000円以上安くなるわよと、いいます。
直行便は一時間後、温泉に入ってちょうどいい時間です。
予定していた松本までバスで行ってそのあとJRというのは2時間後。
乗り換えも面倒だし、早いほうが早く帰れるかもしれない。
息子2が今夜沢合宿にいくといってたし・・・
私たちの話を聞いていた彼女が
「解散しても最後まで行動は一緒にしたほうがいい。夏じゃないので直行便はない!」
いえ、あるのです。でも私たちはとりさげました。
しょうがない最後まで彼女に付き合うか!
たしか、彼女のJRの切符はもう買ってきたといっていたっけ。
そして松本駅で乗り換えに手間取ってホームにいくと切符を手にした彼女がいます。
私たちより2000円安い切符をもって。・・・・WHY?
「へへへ。〇パング(JRの割引チケット。ただし65歳以上で会員のみ)で買ったんだ」
でもとしが・・・?「お姉さんの借りたんだ」
それって完全に不正です。あきれた!
でも瑣末なことはどうでもいいことにしましょ。
本音のところは悪い人じゃないのでしょう。山も楽しく登れたわけだし
息子2とは家の玄関で「お帰り」「いってらっしゃい!」です。
夫は飲みだからいいけど、息子1の夕飯つくり・・・主婦はいそがしい。
by kyokorin7
| 2009-09-28 09:28
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